書店に並んでいる本には出版された理由がある

出版実現コンサルタント@山田

2016年02月22日 15:09

私がこういう仕事をしているので、異業種交流会などに参加するとよく話しかけていただきます。

その時によく言われることが、「今、売れているああいう本を出版したいんですよね~」ということ。

たまに「今、売れているああいう本なら出版してもいいんだけどなぁ~」とよく分からないことを言われることも…(汗)

で、そういう場で出てくる“ああいう本”というのは、最近だと、『まんがでわかる 7つの習慣』ですね。

ようは、まんがで解説するビジネス書みたいなやつです。

なんでこういう本を出版したいのかを聞くと、以下のような回答が返ってくることが多いですね。

・だって、文字書くの大変そうじゃないですかぁ~
・まんがの方が伝わりやすいと思うんですよね~
・まんがの方が売れそうですもん

はい、もうその時点で出版は辞めましょう~(笑)

まぁ、こういう話しは、何時の時代もあるんです。

『実録鬼嫁日記』が流行ると、ブログ書籍化本。
『夢をかなえるゾウ』が流行ると、読み物調の本。
『作ってあげたい彼ごはん』が流行ると、素人レシピ本。
『まんがでわかる 7つの習慣』が流行ると、まんがで伝える本。

でも、そういう本が出版したのには、ちゃんと理由があるんです。

例えば、『実録鬼嫁日記』であれば、ブログランキングの上位にあり、読者数が非常に多かったため、本にしたら売れるのでは?と思えたんです。

『夢をかなえるゾウ』は何といっても著者の表現力が素晴らしい!
『ユダヤ人大富豪の教え』『もしドラ』もそうですね。
誰でも書けるものではありません。

『作ってあげたい彼ごはん』は、出版不況のなか、クオリティの高い写真素材がすでに揃っていたことが大きいんです。
もちろん、アクセス数も重要ですが…。

『まんがでわかる 7つの習慣』は原書が売れているということが大前提です。
ただし、その原書が難しいので、まんがにしたらもっと多くの人に読んでもらえると思えたからなんです。

さて、これらの理由を聞いて、あなたは、もう一度、「今、売れているああいう本を出版したいんですよね~」と言えますか?

言うなら、何かしら同じ条件を満たしていないといけませんね。

今なら、『まんがでわかる 7つの習慣』ということなので、まずは売れる原書を出版しましょう~

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