本を出版しよう！

もし、あなたが出版を目指しているのだとしたら、その出版したいジャンルでの専門家だと思います。

専門家ということは、常にそのジャンルの最新の情報や動向を把握されていることでしょう。

そして、出版を目指すとき、その最新の情報や動向から早く出版をして、そのテーマでの先行者利益を狙っている方も少なくないのではないでしょうか？

最新の情報や動向を把握しているわけですから、説得力もありますし、話題性もありますので、もしかしたら出版することは、それほど難しくはないのかもしれません。

でも、たいていの場合は、その本が売れないんです…。

実際、弊社は長年、パソコン書の編集プロダクションとして活動しています。

なので、パソコン関連の最新の情報や動向を把握しています。

mixiも、iPodも、Twitterも、世の中で話題になる三年ぐらい前にすでに手がけておりました。
（日本一早く、iPodの本を出したのは弊社です）

そして、それらすべての本が、あまり売れませんでした。

でもね、三年後には売れ出すんです。
で、情報が古いので、改訂版として、再刊行ということも実際にありました。

つまり、専門家にとっては当たり前の情報だったとしても、それが広く一般に認知されるまでには三年ぐらいのタイムラグがあるということです。

専門家としては、少しでも早く出版したいと焦るかもしれませんが、本を買ってくれるのは読者です。

その読者が価値を感じる、もしくは、欲しいと思うタイミングこそ出版するべき本当のタイミングだということを覚えておいてください。