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ノウハウは決め打ちしよう

もし、あなたがノウハウ本で出版したいなら、著者として、そのノウハウを決め打ちするべきです。

ノウハウというのは、いくらでもあります。

例えば、“Facebookでビジネスを加速する方法”だとしたら、実際にFacebookでビジネスを加速させた人の数だけノウハウが存在するということです。

そして、そのノウハウは、各人それぞれで違うと思います。

本の出版が決まると、よく他の人に配慮してしまったり、他のノウハウを知っている人に突っ込まれることを怖れる人が意外と多くいらっしゃいます。

そして、そういう人は、必ず、逃げ口を作ってしまうんです。

「私は、こうしてますが、こういう場合もあります」とか、「私は、こうしてますが、これが全てという訳ではありません」とか、「私は、こうしてますが、他にもこんなノウハウもあるようです」とか…。

でも、何かのノウハウを伝えるときに、いろいろなハウツーをまとめて読者に選ばせるような本を作るのであれば、それはあなたが書く必要はありませんよね。

編集者が、いろいろな文献を集めて、再編集して作ればいいんです。

でも、あなたは著者となって、本を出版したいんですよね?

だったら、あなたの名前で出版する本は、あなたのノウハウでなければなりません。

他にもいろいろとノウハウはあるのかもしれませんが、ノウハウを選ぶ時に、必ず、何かしらの条件があり、その条件の基にあなたはそのノウハウを最良だと思って、実践している訳ですよね?

だとするなら、その条件があなたの世界観となり、そのノウハウがあなたのオリジナリティとなるのです。

なので、条件もノウハウもどんどん著者として決め打ちしていってください。

その決め打ちした部分にあなたが書くことの意義があり、それが著者としての価値となるのです。


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Posted by 出版実現コンサルタント@山田 at 14:36 │出版企画の立て方