本を出版しよう! › 出版企画の立て方 › 出版は早い者勝ち?

出版は早い者勝ち?

出版を急かす人は多いですが、私は、準備が整うまで焦らないよう指導しています。

理由は簡単。

焦って出版したところで、いいことなんてありませんから。

ただ、だからと言っても、呑気に準備を進めればいいという訳ではありません。

もし、あなたより先に似たような企画が出版されて、その本が売れなかったら、同様の企画はしばらく出版しづらくなります。

つまり、早い者勝ち。

そういう意味では、少しでも急いだ方がいいのかもしれません。

じゃあ、どっちやねん!と思うかもしれません。

でも、私が焦らせないのは、出版するための準備や販促の準備が整っているかどうかの内的要因、早い者勝ちなのは市場的な外的要因です。

どこを論点にするのかで結論が変わっているというだけ。

で、その内的要因と外的要因を言い換えるなら、著者と企画ということでもあります。

著者は変えようがありませんが、企画は出したい企画が出せないとしても、いくらでも差し替えようがありますので、やはり、優先すべきは著者だと思うんです。

もちろん、どちらも重要であることは間違いありません。

だから、出版は焦るなと言われたからといって悠長に準備を進めるのではなく、焦らずにじっくり準備を進めるにせよ、なるべく早く準備を整えて、誰よりも先に出版しようと努力しましょう。


同じカテゴリー(出版企画の立て方)の記事
 立てた企画に類書がある場合 (2016-02-03 14:37)
 ノウハウは決め打ちしよう (2016-02-03 14:36)
 出版企画を考える場合のターゲットのさじ加減 (2015-11-25 15:24)
 出版企画に主体性を持ちましょう! (2015-09-29 21:02)
 本の企画は情報ではなく、ノウハウで考えよう! (2015-09-17 11:10)

Posted by 出版実現コンサルタント@山田 at 12:29 │出版企画の立て方